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アンヘリータのママ [日々のつれづれなること]

 ニカラグアに居たとき、活動で隣の市であるナンダイメまでよく通っていた。
その街には、友人に紹介していただいた自宅の一部を開放した小さな幼稚園をしているアンヘリータが住んでいた。

 いつアンヘリータの家に行っても、アンヘリータの家族は、笑顔であたたかく迎えてくれた。
アンヘリータのママは、いつも大きな手を広げて、歓迎し、しっかりと抱きしめてくれた。いままで、誰にもこんなふうに抱きしめられたことのないくらい、あたたかく、そして、ほっとするような抱きしめ方なのだ。初めて抱きしめられたときには、びっくりしてしまったくらい。いつもママの私を歓迎する気持ちがこもっていたのを感じる。

 アンヘリータのママからは、いつも”母の愛”を感じていた。

 アンヘリータは、こんなママにいつも抱きしめられながらすくすくしだったのだろうなあ、幸せだろうなあと想像する。


 私がニカラグアを去ることになった時に挨拶に行ったときのことだ。
 
 「いつ、何時の飛行機に乗るの?」

 「○○の何時よ。」

 「じゃあ、その頃、ひろえが無事にひろえの国に帰れるように神様に祈っているわね。」

 と、いって再びひしと抱きしめてくれた。 

 ひとが、そこにいてよいのだと安心できる空間、自分が大切にされていると感じられる空間、
 そんな空間を与えてくれた大切なひとびと。


 ここの細道をはいってゆくと、突き当たりがアンヘリータの家だ。

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この細道の途中には、モンバッチョが見える。グラナダとナンダイメの間にある大きな火山モンバッチョがグラナダのシンボルだ(ナンダイメのひとも自分たちの街のシンボルと思っているだろう。)

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アンヘリータとアンヘリータのママ

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アンヘリータが幼稚園で教えている風景

雨が降ると来なかったり、遅れてきたり、ニカラグアのこどもたちは自由だ・・・

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