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ニカラグアの同僚 [グラナダでの仕事]

 2年間、言葉では言い尽くせないほどお世話になったニカラグアの仕事仲間たち。

 私を、全面的に受け入れて、いつも 「Está Bien(良いじゃない!!)」、「No se preocupe(心配しないで)」
と、今から思えば私の時として無謀でもあった提案を受け入れ応援してくれた人々だ。

 ニカラグアの中で、時に要領よく進まない仕事を文句も言わずにこなし、真面目に丁寧に仕事をしている人たちだった。

アラゴンさん(看護課長)・・・どっしりと構えている職場の要。男の人のようなカリスマ性があり、慌てた姿を見たことがない。事が起こったときに、少し悲しそうな困った顔はするものの、何とか解決策を考えてゆく凄腕。彼女の姿を見て、真のリーダーになる人というのは、こういう人なのだな・・・と身をもって感じた2年間だった。安心できて、信頼できて、ちょっと近寄りがたくて、でも近づいてしまえば全面的にすぽっと彼女の中に入れて、安心して自分の仕事に取り組める・・・そんな人。

ラモスさん(医師)・・・たぶん私がみたニカラグア人の中で一番のエレガントな女性。いつもアイロンの効いた白いシャツを着て、素敵なアクセサリーをつけて、ハイヒールで颯爽と職場に来る彼女。だらっとした姿を見たことがない。仕事も人付き合いも無駄が無い。余計なことは話さず、丁寧に真面目に仕事をする人。ニカラグアの保健事情のことは彼女に聞けば、だいたい正確な答えが返ってくる。そんな彼女の仕事を中断させてまで、いつも「このことを教えてください。」と詰め寄っていた私。ラモスさんはどんな風に思っていただろうか。
 でも、最後に”人間的な出生・出産”の環境を整える為の講習会の開催を提案し、一緒に仕事ができたことは私の宝である。ラモスさんのような女性になりたい!!

カルメンさん(青少年課課長)・・・私のカウンターパート、いわゆる相談役みたいな人だった。しかし、首、腰が悪く休みがちでなかなか一緒に仕事ができなかった。彼女の明るさ、そして私にラジオの仕事をさせてくれた(よくスペイン語もろくに話せない人に仕事をふったと思う)勇気には脱帽する。そこから、私は人前で話す勇気や度胸をもらったと思う。こうして、人を育てられるひとはなかなかいないと思う。

ブランカさん(秘書さん)・・・いつも定時に必ず職場にいてくれる人。グラナダに行った最初の日に家までの道順を教えてくれたのも彼女。30年も同じ職場で同じような仕事を淡々とこなす彼女は偉い。最後に、私と一緒にブーケ作りに燃えてくれた彼女が好きだ。

 最後に職場で作ったカレーパーティーでの一枚

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 職場での最終報告会には、保健省の人たちだけでなく、教育省、病院の人々など色々な人が集まってくれた。
ありがたや。

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